グラフ 組織づくりシリーズ・26
実践事例12・健康づくり重点地区と保健婦の悩み
松下 拡
1
,
菊地 頌子
2
1松川町教育委員会
2城東保健所
pp.405-412
発行日 1983年6月10日
Published Date 1983/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206687
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これは組織活動研究会・敦賀集会で報告された事例である.この中には 行政主導型組織活動に対する悩みと 住民との具体的な話し合いをどのようにすすめたらよいかという2つの問題がある.この地区は昭和26年から30年代にかけて愛育会活動が非常に活発で 婦人会を中心とした健康づくり運動が展開されて 厚生大臣賞を受けたこともある.しかし時代の変容と共に活動は衰退してゆき 現在は愛育活動は行なわれていない.ここに地域ぐるみの健康づくりを根づかせるにはどうしたらよいか—まず夜間を主とした健康教室を実施し その後 地区組織育成へという段階で 保健婦自身の迷いや協力体制の乱れなどがあって 現在も方向性をみいだせずにいる,実際はA集落とB集落で同時に行なわれているものだが ここではB集落の場合を取り上げ 次のステップへの"手がかり"を検討してみた
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