特集 活動の質を深める記録を求めて—日本看護協会長崎県支部研修会の取り組み
座談会
保健婦活動と訪問記録の研修会を企画して
佐々田 縫子
pp.172-173
発行日 1983年3月10日
Published Date 1983/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206638
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支部教育活動のとりくみは,どこにおいても保健婦活動のひろがりを目標にしてとりくまれていることと思うが,当部会でもここ数年来,看護面接,業務分析,体験学習などいずれも活動を振り返るための学習が行われてきた。今回の研修項目である《保健指導の本質を考えよう,保健指導の技術をみ直そう》についても,目的とするところはかわりはないが,もう一つの柱として近年看護という言葉が地域看護,訪問看護,公衆衛生看護などといろいろに使われてきていることで,受け取める私たち保健婦はその機能を含めて考えたとき,混乱があるのではないかということで,いまさらの感もあったが保健婦の専門業務としての健康を保持増進させるための保健指導をもう一度考えてみようということで,本研修を企画した。
講師は東京都神経科学総介研究所の木下安子先生にお願いした。プログラムは映画フォラム,講演,事例検討と訪問記録の分析という順序ですすめた。テーマが保健婦自身の直面している問題だけに学ぼうとする熱気は高まったように思う。
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