特集 記録へのチャレンジ
訪問記録を通して保健指導を検討する—神奈川県大和保健所管内保健婦の活動から
三品 照子
1
,
北尾 玲子
2
,
和泉 裕子
3
,
嶋 スミ
4
,
角藤 通子
4
,
三浦 啓子
4
,
陣上 靖子
4
,
木嶋 小夜子
4
,
段木 絹代
5
,
貝原 和子
5
,
上条 良子
5
,
今野 博子
5
,
西嶋 長閑
6
1現神奈川県鎌倉保健所
2現神奈川県衛生部保健予防課
3現神奈川県相模原保健所
4神奈川県大和保健所
5綾瀬町役場
6大和市福祉事務所
pp.642-671
発行日 1977年11月10日
Published Date 1977/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205912
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はじめに
保健婦の家庭訪問記録を読んでいると,"患者や家族の状況が理解でき,看護支援の内容や方法も当を得たものと納得できる"場合と,"保健婦の看護行為のみの記載でその行為の背景についての具体的な記述がなく,患者や家族に対して果たした保健婦の役割は何なのか,判断に苦しむ"場合がある。記載についても,簡潔のあまり意味が不明確であったり,反対に冗長のため主旨が理解しにくい場合があったりする。
保健婦にとって記録とは何なのか?!記録についてはかねがね興味を持ち関心事でもあり,身近かな看護関係の雑誌の中にこれに関する文献を求めたが,私の見る範囲では保健婦雑誌1,2)に見るのみであった。
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