対談
地域保健活動と国保
橋本 正己
1
,
大坂 多恵子
2
1国立公衆衛生院
2厚生省医療課
pp.314-321
発行日 1967年6月15日
Published Date 1967/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203470
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国民保健の向上に寄与することを目的とし,なおかつ社会保障的な意味あいを強くもっている国民健康保険が,発足から長い歴史を経て常に前進へ力強く歩みつづけてきたことは高く評価されてよい。ところが,一方公衆衛生の発展とは,必ずしも歩調をそろえ両者が協力し連携を保ちながら保健活動を進めてきたとはいいがたい。この現状に対してお互いがもっと深く理解し合い,両者共存の形で国民の生活の中に幅広い活動の根を下ろしていく必要がありはしないだろうか。この対談がその橋渡しの役割を演じられれば幸いである。
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