グラフ 組織づくりシリーズ・8
地域組織—婦人会を考える
松下 拡
1
,
菊地 頌子
2
1松川町教育委員会
2城東保健所
pp.721-728
発行日 1981年9月10日
Published Date 1981/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206408
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婦人の地域組織として代表的なものに婦人会がある.この婦人会について従来の行政との関連をふりかえってみると 大多数の婦人を網羅している組織ゆえに 行政の立場から積極的にかかわりをつけ 伝達普及の手段としてとらえてきた側面が大きかった.ひとつの事業を実現するための人集めや動員的な発想の中で 婦人会を呼び入れるような傾向は今でもかなり強いのである.行政側のそのような姿勢が婦人会を依存的なものにしてしまったことも厳しく反省しなければならない.この婦人会が 健康問題を主体的にとらえ 積極的にその問題解決の活動を展開するためには どのような条件が必要となるか そしてその条件を満たしていくためにはどのような援助の視点をもったらよいのかを考えてみた
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