発言席
老人の学習
小林 文成
1
1伊那市楽生学園
pp.9
発行日 1981年1月10日
Published Date 1981/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206329
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老人が学習するという場合,いわゆる物知りになることではなくて,老後に若い世代や社会との間に軋轢をおこさず,安心して生活ができ,何ごとかに向かって情熱をこめて打ち込めるような仕事を身につけておくことが大切で,そのことのための学習でなければならないと思う。
まず第一に健康保持のための学習が必要だが,それには老人福祉の専門家である保健婦さんとの共同学習がなくてはならない。楽生学園がある程度の成果を収めたとすれば,それは保健婦さんの協力によるものであった。
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