活動報告
パネルディスカッションの再検討—衛生教育への活用を考える
岡内 玲子
1,7
,
小倉 君子
1,7
,
衣畑 明美
2,7
,
平岡 千恵子
3,7
,
岡本 ひろみ
4,7
,
稲垣 裕子
5,7
,
杉野 元子
6,7
1西宮市役所
2兵庫県穴栗郡山崎町
3兵庫県穴栗郡一宮町
4兵庫県宍栗郡波賀町
5兵庫県医務課
6神戸新聞コミュニティ情報センター
7衛生教育システィム研究会
pp.449-456
発行日 1980年6月10日
Published Date 1980/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206259
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I.はじめに
パネルディスカッションは,従来から各種学会や研究会で数多く取り入れられている。しかし,そのほとんどは各パネラーが事前に作成してきた原稿を読みあげ,それに対し聴衆の中の数人がパネラーへ質問という形で投げかけられるのみで,どちらかというとシンポジウムに近い形式になっている。その結果,なんとなく期待外れや不満足といった感情を味わうことが多い。
本来パネルディスカッションは,課題に対して各考え方を代表する人たちが,あらかじめ準備した形にはまった陳述ではなく聴衆の前でお互いの意見を自由に交流しあう,インフォーマルで自発的な討議法である。そしてこの話し合いを参考にして聴衆も討議の中に参加し,テーマを深め問題点を明確にしていくものである。
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