特集 〈やどかりの里〉に見る"生活の支え"—地域精神衛生活動の展開の中で
座談会
〈やどかりの里〉の実践に学ぶ—"生活を支える"ことの意味を追って
谷中 輝雄
1
,
田口 義子
1
,
荒田 稔
1
,
最上 キクヱ
2
,
中川 美幸
3
,
高橋 律子
4
,
久常 節子
5
1やどかりの里
2東京都福生保健所
3大阪府門真保健所
4川崎市リハビリテーションセンター
5国立公衆衛生院
pp.20-38
発行日 1980年1月10日
Published Date 1980/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206201
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危機を逆手にとって運動を展開した
久常 まず最初に,〈やどかりの里〉の運動体としての動き,レポートでは書き切れなかった部分を補足していただくと同時に,最初は"精神"に対して専門家でなかった人達が,どういうふうに育っていったか,という辺りをお話しいただきたいと思います。そして運動体としてその動きを次々と発展していっている,中の結束と外への働きかけという両面をちゃんと押さえながら運動体として動かしている辺りの補足と,地域の中での広がりをどういうふうに育てていっているか話してもらって,その辺が出たところでみんなから質問とか疑問とかをしていただいて,それを保健婦活動にどう生かしていくかという辺でまとめたいと思います。
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