研究
地域保健計画の実際—結核対策をとおして
栗田 孝子
1
1岐阜県立衛生専門学院
pp.696-705
発行日 1979年9月10日
Published Date 1979/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206166
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I.はじめに
近年,人口の高齢化,疾病構造の変化と情報科学の進歩,住民の健康に対する権利意識の変化等により,保健サービスの質と量の変化を来たし,保健医療のサービスの需要は変化増大している。一方,提供する側においては必ずしも十分な提供できうる条件があるとは言いがたい。
保健活動の拠点である保健所がこのようなニーズの多様化にどのように対応するかは大きな問題であり,その対応手段としての保健計画は大きな意味をもつと考え,"地域(保健所レベル)の保健計画とは何か"について検討したのでここに報告する。
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