グラフ 今月のテーマ 余暇
余暇を健康と文化的な暮らしに
田辺 正忠
1
,
菊地 頌子
2
1医療生協早稲田診療所
2東京都江東区城東保健所
pp.649-656
発行日 1978年10月10日
Published Date 1978/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206036
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休養型余暇から活動型余暇へ
寿命がのびることにより 人生のなかでの余暇時間がながくなる.また労働時間が短縮され 家事労働が電化されるにつれ 一日のなかでの余暇時間がふえてくる.しかし現実には 複雑な矛盾や経済のちがいからくる隔差がある.そこで高齢者はテレビ ラジオで時間を過ごす人が圧倒的に多いし 若い人もテレビでゴロ寝が 一番肩のこらない休息のとり方であろう.青年の自由時間の内容は くらしの意識で変わってくる.これからは もっと積極的な余暇のとり方を考える必要があるのではないか.仕事も余暇もともに人間にとって 欠かすことのできない大切な時間なのだから.
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