Japanese
English
特集 脳卒中生活期—QOL向上にむけて
余暇活動
Leisure activities
益満 美寿
1
Yoshihisa Masumitsu
1
1熊本保健科学大学健康・スポーツ教育研究センター
1Kumamoto Health Science University Research Center for Health and Sports
キーワード:
余暇
,
脳卒中
,
障害への適応
,
選択
,
生活の質
Keyword:
余暇
,
脳卒中
,
障害への適応
,
選択
,
生活の質
pp.163-170
発行日 2025年2月10日
Published Date 2025/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038698220530020163
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はじめに
余暇活動とは,食事,睡眠,身の回りの用事など生活を維持していくために必要な活動(一次活動)と仕事や家事,育児,学業など労働的な活動(二次活動)以外で,自由に過ごす活動(三次活動)のことである.その内容には,趣味・娯楽,スポーツ,旅行,創作・表現活動,学習・自己啓発・訓練,知的活動,ボランティア活動,社会参加活動など多種多様なものがある.余暇活動は,生存に直接関係するものではないが,精神的回復,心身のストレス発散,非日常による自我解放などに役立ち,生活の質(quality of life:QOL)という視点からも欠かすことのできない活動である1).
今回,脳卒中後の生活期におけるクライエントを支援する立場として,「余暇活動」をどのような視点から捉え,どのように支援していくことが,QOL向上にむけて有用なのか考えてみたい.
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