連載 家庭看護技術の実践・4
病床としての寝具
氏家 幸子
1
1大阪大学医療技術短期大学部看護学科
pp.708-711
発行日 1978年10月10日
Published Date 1978/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206043
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病床は患者にとって生活の場であり,その用いる寝具が適当なものであれば,安楽に療養することができる。しかし,重すぎる掛物や湿けやすい敷布団などは,褥瘡の原因になったり,精神的な不快を支えるなど,種々の療養を阻害する要因ともなる。
最近は,ベッドやマットの種類も多く,布団や毛布も年ごとに目新しいものが市販されており,選択しやすいようで迷うことも多い。病床についての看護技術の第一歩は,その患者に適切な寝具を選ぶことである。
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