調査報告
在宅ねたきり老人介護者の意識調査について
生形 早苗
1
,
保坂 貞子
1
,
小野 光子
1
,
山口 律子
1
,
渋谷 洋美
1
,
松下 ツル
2
,
柏木 恵子
2
1神奈川県秦野保健所
2秦野保健所伊勢原支所
pp.640-648
発行日 1978年9月10日
Published Date 1978/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206035
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1.はじめに
昭和48年の"老人の保健衛生・生活環境に関する実態調査",昭和49年の"家庭における老人の看護についての調査"を行い,老人の実態を探り,調査の結果を基に,ねたきり老人の訪問及び老人への衛生教育と活動を進めてきたが,訪問活動の中で,ねたきり老人1人に対するケアは時間をかなり要するため,ねたきり老人の実態を全体的に把握できず悩んでいた。特に,その中でも,ねたきり老人を介護している人が,どのような意識をもち,その介護状況はどうなのかを解明するため,また今後保健婦として,ねたきり老人をかかえている家族に,どのような役割を担ったらよいか,その方向を見い出したいと思い,本調査を実施した。
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