特集 成人保健と保健婦活動=3
活動報告
胃集団検診における保健婦活動—医師との連けい
吉田 トミ
1,2
,
新発田保健所管内保健婦一同
1新潟県相川保健所
2元新発田保健所
pp.706-712
発行日 1977年12月10日
Published Date 1977/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205920
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
新発田保健所管内の胃癌の死亡率は表1のとおりで,全国,新潟県の数値に比して高率を示している。昭和50年の死亡率は,人口10万対63.7で,全癌死亡のうち胃癌死亡の占める割合は39%(男40.9%,女36.4%)である。この現状からみて胃癌の対策は急を要することであった。
昭和50年4月下越胃集団検診協議会が発足し,地元医師会,保健所,市町村が一体となって集団検診から患者管理までの一連の活動によって,胃癌の早期発見,早期治療をねらいとし,地域住民の健康保持増進をはかるよう努力することになった。
Copyright © 1977, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.