書評
—島尾忠男 内田靖子 監修—結核看護—保健婦の結核テキスト—下巻(実際編)
井上 幸子
1
1東海大学医療技術短大
pp.636
発行日 1977年10月10日
Published Date 1977/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205908
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1年前に出版された新結核病学概論,保健婦の結核テキスト上巻(基礎編)に次いで,このたびその姉妹編である結核看護—保健婦の結核テキスト下巻(実際編)が結核研究所所長島尾忠男先生,東海大学医療技術短期大学学部長内田靖子先生監修のもとに,12名の執筆者を集めて結核予防会から出版された。
上巻で取り上げられた結核の病理,検査,治療,疫学,結核管理を受けて,下巻においては,地域,職場,学校,医療施設における結核看護の展開方法,老人,主婦,小児,生活困窮者,自営業者など生活集団ごとの特性とその相談,指導の方法,個別的・集団的接近の方法,看護相談の技法,さらに地区組織の育成,医療機関との連携,活動の評価,結核看護研究など,おのおの事例を通して幅広くその活動の実際面が示されている。
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