連載 活動の中から
仲間は行動する(2)
吉田 幸永
1
1京都府日吉町
pp.378-379
発行日 1977年6月10日
Published Date 1977/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205866
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1月15日,成人の日,自治体に働く保健婦のつどい,愛知の仲よし会,いろいろな会合にさそわれている1月15日,K市のMさんから電話がかかった。「吉田さんでいらっしゃいますか,K市のMです。吉田さん,又,平岡さんから今度は1万円も送ってくださったんです。そしてカンパしてくださった方の名前まで入れて……1回目の時吉田さんにほめてもらって,よし,もっとがんばるんだと思って集めました,と書いてあります。1回目の時すぐ連絡してくださったのですか?」「そうです,彼女どうして3千円のカンパを集めたのか確かめたくて,1人でやることはらくですから」「ほんとに,ほんとに貴重な励ましありがとうございます。よろしくお伝えください」
連日降り積った雪の下にうずまっているわたしへの朗報であった。でわたしはすぐ彼女に電話した。昼間であったが平岡さんはいた。「平岡さん,あなた又Mさんへカンパ送ってあげてくれたんやね。今Mさんから電話があったんよ」「あ,吉田さん,東京じゃなかったんですか,わたしの連が吉田さんに会えると力んで参加しました」「ほんと,申しわけない,このところ降り積った雪で動きがとれないのよ」「あのカンパね,うちの町長や課長にもわけを話したんです,そしたら,そんなことと言う者もいましたけど,とにかくあれだけ集まったんです」「そう,あなたの行動にはまいった。
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