特集 情報処理と保健婦活動
コンピュータを利用した保健婦活動の評価の検討
木佐貫 悦子
1
,
富 君子
1
,
松下 恭子
1
,
藪本 初音
1
,
城島 哲子
2
1大阪市環境保健局
2大阪市立厚生女学院
pp.178-184
発行日 1991年3月10日
Published Date 1991/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900202
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はじめに
保健婦活動とコンピュータ
保健婦は,業務の中で様々な情報を扱っている。出生・死亡に関する人口動態統計や老人保健法に基づく各種検診のデータ・担当地区の個々のケースの情報など,その内容は大量で多岐にわたる。これらの情報について,整理集計して報告書を作成するのに多くの時間を費やしているが,内容を検討して業務に生かす,という本来力を注がねばならない部分に,十分手がまわっているとはいいがたい。
コンピュータの利点は,大量のデータを迅速に処理・加工できることにある。集計のような単純作業を機械に任せることで,その結果を検討し,活動計画に多くの時間を投入できる点で効果的である。
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