活動報告
寝たきり病人に対する保健婦活動
古崎 すみえ
1
1福井県武生市国高診療所
pp.316-320
発行日 1976年5月10日
Published Date 1976/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205716
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
生活レベルの向上により,平均寿命がのび,老人層の急激な増加,疾病構造の変化で,成人病の増加も著しく,地域のヘルスニードも変化してきている。そして慢性疾患・交通事故の増加などにより,医療機関はまんぱいの状態で,在宅療養者がふえている。又核家族の増加,経済界の不安定,住居の問題などから,寝たきり病人は適正な医療や介護を受けることはむずかしい現実である。この現実の中で,いかに地域のヘルスニードにそった保健婦活動をするか,真剣に考えねばならないと思う。
厚生省の保健婦に関する調査によると,"保健婦に相談したいこと"の質問に,次の表の通りの回答があった。
Copyright © 1976, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.