特集 卒後教育の一つの試み—神奈川県の保健指導技術講座の4年間
保健指導技術講座4年間のあゆみ
鈴木 純子
1
1神奈川県衛生部保健予防課
pp.1-5
発行日 1976年1月10日
Published Date 1976/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205671
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はじめに
神奈川県では,年々保健所業務が多様化する中で,重点的な保健婦活動のすすめ方を検討するに従い,業務の質的な改善を図ることが求められてきた。これに応えるには徹底した保健指導技術の研修を行なうことにより,保健婦の主体的な変容を求めること以外にないと考えていたが,県看護行政の枠の中で実施する研修では,これだけの時間と内容を備えた研修の実施は困難であった。幸いにも保健医療従事者のための教育センターとして県立の保健教育センターが設立されたので,このセンターの研修体系の中に保健指導技術研修を位置づけ,昭和46年度から開始した1,2)。すでにこの研修を開始して4年経過したので,これをまとめ検討を行ない,今後の資料と役立てたい。
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