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蛍光眼底研究会5年間のあゆみ
清水 弘一
1
1東大眼科
pp.1895-1897
発行日 1971年8月15日
Published Date 1971/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410204650
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5月の螢光眼底研究会の記事を編集部から求められたが,本会の記事は他紙に掲載する慣用があるので,螢光眼底研究会の現在までの歩みを回顧することをもつて責を果したい。
螢光眼底撮影の最初の報告は,Novotny &Alvisによる1960年のことであるが,眼科雑誌から掲載を拒否されたこともあり1),日本ではじめてこれが話題にのぼつたのは,昭和39年(1964)のことである。この年の秋,名古屋の臨眼での糖尿病のグループディスカッションの際,京都府立医大の谷助教授は,糖尿病性網膜症の研究に螢光眼底が有用であること,そして,氏自身ZeissJenaの眼底カメラにフジのゼラチンフィルターを組み込んだことにより螢光撮影に成功したことを述べられた。
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