読者からの手紙
国保保健婦2年間
関口 よし子
pp.10
発行日 1967年5月10日
Published Date 1967/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203920
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「もう1週間発見が早ければ,こんな重症にはならなかったのに!!」「診断をくだされたとき,すぐ治療をはじめていたなら,病弱で一生を送るような破目にはならなかったでしよう……」。日に何度かこの早期発見,早期治療の大切さの言葉を耳にしながらの2年間の臨床看護から,私の学び取ったものは予防医学の大切さであった。その予防医学の分野のなかで,てっとりばやく私のできることは,公衆衛生看護の道に進むこと以外になかった。保健婦として公衆衛生活動に全力をそそいでみようと,夢と希望をいだいて,臨床看護に一旦のピリオドを打った。
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