研究
愛育病院における家族計画外来についての一考察
堀口 雅子
1
,
我妻 堯
1
,
近藤 ちよ子
2
1母子愛育会愛育病院産婦人科
2母子愛育会愛育病院産婦人科外来
pp.50-53
発行日 1970年3月1日
Published Date 1970/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203897
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I.はじめに
愛育病院産婦人科においては,数年前より家族計画外来を開設し,著者の1人である近藤が中心となって受胎調節指導をおこなっている.
外来は毎週土曜日の午後,原則として予約制とし,毎回6〜8名に対し,在来の周期法(いわゆるオギノ式),基礎体温,ペッサリー,コンドーム,ゼリー,錠剤,などによる指導をおこなっている.さらに昭和43年6月以降はIUD(LippesLoop)と経口避妊薬についても簡単な解説を加え,それらを希望するものには改めて日時を指定して来院させ,経口避妊薬の処方やIUDの挿入を医師が実施している.指導は模型,掛図などを用い,ペッサリーの挿入方法も指導する.
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