声
学生実習の思い出
神谷 栄子
1
1東京都葛飾保健所小菅相談所
pp.619
発行日 1974年9月10日
Published Date 1974/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205527
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開設と同時にこの相談所へ勤務して2年目,今年から学生がやって来た。5月のゴールデンウィークが明け,1週間ずつ2〜3人で5週間。学生の控室も実習室もなく,栄養室の一角を使わせてもらい,そこで昼食から記録からしてもらった。
毎週のように土曜日の反省会に出る意見は,1回よりは2回訪問したいということ。私も保健婦学生の時,A町の保健婦に「なぜそんなに訪問ばかりしたいの?」と問われ返事につまったのを覚えている。目新しく興味しんしんだったのだろう。ところが働きだしてみると,毎日のように訪問しているわけでもなく,1週間の実習スケジュールの中で半日,つまり1単位2ケースをいっしょに訪問するのが,まあせいぜいというところである。
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