教育実践報告
保健所実習計画への働きかけ—集団指導実習を通して
三品 照子
1
,
柴崎 さな江
2
1神奈川県大和保健所・前神奈川県立看護専門学院公衆衛生看護学科
2神奈川県立看護専門学院公衆衛生看護学科
pp.683-688
発行日 1973年9月10日
Published Date 1973/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205357
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はじめに
実習の教育的意義は,習得した知識,技術を実際に検証し,保健婦として実践活動が可能となるような自信が得られるような体験をすることである。実習終了後に学生たちは,"教室で学んだ各教科の関連づけが実習体験を通して,自分のものとして統合された"とか,"将来の方向づけを考える機会になり,保健婦になりたいという気持ちが強くなった"などと実習の感想を述べている。
実際に,実習を契機として学習態度に変容があり,自主学習を進んで行なう場合がある。その理由は,対象となったケースの保健指導過程を通してと,指導者から,助言指導を受けたり,先輩保健婦の働く姿勢などから刺激を受ける場合などが多いと考えられる。
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