特集 結核患者訪問は機能しているか
私は患者の立場にたっているか—結核患者訪問を通じて
生きるために働きつづけなければならない人たち
北 春代
1
1金沢市彦三保健所
pp.27-29
発行日 1972年11月10日
Published Date 1972/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205168
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金沢市彦三保健所の結核患者管理のあらまし
彦三保健所は管内人口15万のU3型保健所で昭和45年12月末現在の結核の有病率(人口10万対)は633,全国667である。
患者管理は感染源である患者を健康者から隔離し,治癒の促進を図り,病巣が安定してからは再発を防ぐ。その間家族その他に感染発病のないようにし,また,患者自体が被感染者であった場合,1次の感染源を探すなどの努力のほかに,患者の分布やその背景因子を分析しながら日常業務への反省の努力が求められる。
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