ポイント
学生は悩みつづけている
二木 シズヱ
1
1一宮市市立市民病院
pp.109
発行日 1965年12月1日
Published Date 1965/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913818
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日々の体験をとおして,自己の考えのあやまりに気づかされることは有難いことである。狭い考えが訂正されて,古い殻から脱れる機会は,考え,求め,行動している生活から生まれてくる。確かに人生は学ぶことの連続であり,如何なる場所でも,教えられること,考えさせられることが多い。
新病棟発足以来4ケ月,患者を中心に,看護婦らしい勤務内容であることを願ってたてられた機構の中で,私は働きながら,その日々は学びの連続であり,問題点が次から次に,患者,看護婦,自己をつうじて,私の眼の前にたちふさがる。その問題点を知ること,それは私の喜びでもあり,そこより私の物事への認識は,より新しく,より広くなされ,日々あらたに私は自己改造のできる方向にむかって歩いている。
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