実態をさぐる
カシンベック病
pp.60-61
発行日 1971年10月10日
Published Date 1971/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204972
- 有料閲覧
- 文献概要
いわゆる公害論争が激化したのは昨年からであるといえよう。自動車排気ガスによる鉛公害,光化学スモッグ,海のヘドロによる汚染など新しい型の環境破壊がマスコミの巨大な手によってあばかれ,国民の注目をあびるようになった。毎日の新聞のなかから"公害"という2文字を見いだすのはたやすいこととなり"ppm"は流行語とさえなったのである。
そしていま,さらに新しいことば"ppb"が登場してきた。それは本号に取り上げようとするカシンベック病と大いに関係がある。
Copyright © 1971, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.