特集 新しい芽
母親との対話をめざした育児教室の一考察—所内研究会を中心として
神崎 ヒロ子
1
,
松屋 礼子
1
1旭保健所
pp.31-36
発行日 1971年4月10日
Published Date 1971/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204902
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はじめに
私たちの日常業務は,地区住民の健康管理に重点がおかれているのであるが,最近業務が年々繁雑化するに従って,このへんで,整理しなければという現実につき当っている。そこで,業務の合理化という問題が出てくるのであるが,合理化すなわち事務的処置とか,機械的処置につながるものであってはならない。
私たちは,たびたび所内研究会でこの問題をとりあげ,討議し,保健婦としての使命感を満足させる業務の整理とはどういうことかを考えてきた。ここで"育児教室の運営について"をテーマにし,所内研究会を自由な意見の発表場所として運営してきた記録を追いながら,保健サービスをともなう業務の整理とはどういうことかを考えてみたい。
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