連載 復帰前の医療—本土・沖繩を結ぶ
復帰が決まっても
浦野 元幸
1
1沖繩名護保健所
pp.54-55
発行日 1970年6月10日
Published Date 1970/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204698
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那覇市の中央,与儀にある那覇看護学校の前には琉球大学保健学部付属病院として新那覇病院の新築がすすめられ,来年末の開院が予定されています。学校の正門入口は閉鎖され,道は工事のためにぬかるんで,学生達は以前より悪い条件で勉強せざるをえない状態になっています。それでも卒業,進学を間近にひかえ,毎日の勉学に忙しい日を送っています。4月28日の例の祖国復帰大会が与儀公園で行なわれるのを学校の教室から見ることも昨年限りで,今年からはできなくなってしまいました。
新那覇病院が開院した暁にどういう形で運営され,院長に誰がなるのか,スタッフがいつ発表されるのか,いまだ皆目わかっていません。
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