特集 国際会議にちなんで
第4回国際農村医学会議に出席して
丸地 信弘
1
1東京大学医学部保健管理
pp.43
発行日 1969年12月10日
Published Date 1969/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204549
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海外から25ヵ国60有余名,日本側500余名の学者や専門家が参加した第4回国際農村医学会議(CIMR)が去る9月30日より5日間,長野県佐久総合病院で開催された。若月院長を中心に,わが国の農村医学のメッカ臼田町でこの国際会議が開催されたことの意義は大きい。
発表数は約100題,農薬をめぐる中毒と残留の危険性,農村の保健医療活動,栄養問題,農業災害,農業疲労,家畜よりうつる伝染病,それに寄生虫問題など7つのシンポジウムと,農業における人間工学,人畜共通伝染病,農薬中毒問題そして農村生活と健康問題など3つの学術テーマに分けて活発な討論が展開され多大の成果をおさめた。
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