グラフ
第4回国際農村医学会議
pp.4-5
発行日 1969年12月10日
Published Date 1969/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204542
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第4回国際農村医学会議は,9月30日から5日間,長野県佐久総合病院で行なわれた(上左写真)これにさきだち開会式を東京大手町農協ホールでひらいた(上右)わが国の国際農村医学会に占める位置は独特のもので,それは,会長の若月俊一先生(中左写真,海外からの参加者と懇談)も述べておられるように,農業の近代化,機械化の側面からとらえる欧米的発想よりも,むしろ貧しい農民の生活をとう変えるか,それは,後進国に限らず先進国にだってあるはずだというヒューマンな姿勢に根ざしている。国際会議を機に,そのことを世界の学会に訴えたいという情熱はおそらく八千穂村見学をはじめ達成されたのではないか。連日,町の子どもたちは外人客をサインぜめにし(中右),臼田町は,あげて歓迎(下写真)。民宿の味は,おそらく,日本の一面をよく伝えたにちがいない。
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