仕事と人生
女子一生の仕事
田中 楽子
1
1相模原市みどり幼稚園
pp.9
発行日 1969年10月10日
Published Date 1969/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204510
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夏休みに入って間もなく,黒部ダムへの職員旅行の帰路,前任地(新潟県中之島村)でのかつての教え子の同級会に出席した。新制中学になっての第1回の卒業生で70名近いクラスだったが,地元に残っている30名あまりが集まって私を迎えてくれた。10何年ぶりの再会だったろうか。苦労して家庭をもりたて物心ともに多少の余裕の出てきた年齢の人たちで,私にずっとお互いの消息を知らせてくれていた有志が仲間に呼びかけて実現したクラス会である。出席者一同,昔にかえり心から語り,歌った楽しい1日であった。
私は,師範学校卒業後小・中学校の教員を経て,当園の創設とともに勤務現在に至っている。園児数400,職員15,創設5年目の園の中心として,幼い人たちの毎日を充実させ,その母親のよき相談相手となることが私の仕事である。
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