学会印象記 第29回日本理学療法士学会
第五の難関突破まで―一生の仕事とする糧となった一年間
武岡 健次
1
1大阪府立病院整形外科理学療法室
pp.572-573
発行日 1994年8月15日
Published Date 1994/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104074
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1994年5月27・28日の2日間にわたり,第29回日本理学療法士学会が,りんごの産地青森で開催されました.「障害予防と理学療法」をメインテーマに全国の理学療法士がそれぞれの経験と新しい知見への期待を胸に集いました.メイン会場を青森文化会館,サブ会場を青森ホテルに置き,合計11会場で行なわれました.演題は口述,ポスター,ビデオを合わせて481演題と数多く出されており,その内容は理学療法の最先端のものばかりでした.私の未熟な演題もこの中の一つに選ばれたことを誇りに思い,とても大きな自信に繋がりました.
青森は本州最北の土地であり,りんごとねぶた祭りが有名なところなので一度ゆっくり津軽路を旅してみたいと思っていました.しかし今回の青森は旅行ではなく,初めての学会発表という重い荷物を背負っているのですから観光どころではありません.期待と不安と緊張感で胸が締めつけられる思いでした.
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