特集 3歳児健診の再検討
話しあい
3歳児健診に思うこと
塙 賢二
pp.22-26
発行日 1969年8月10日
Published Date 1969/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204480
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まえがき
小児健診の現状をみると,その8割以上が乳児期である。これは乳児期が発育,生長とも著しい時期であるから,育児に関する諸種の問題が山積する結果からみて当然の帰趨である。しかも乳児健診の場合は母親が積極的に毎月,またはたびたび受診するのも他の年令にみられない特色である。
ところが母親の育児の熱意や情熱は1〜2歳を過ぎるころから次第に薄くなり,3歳児ともなると健診がやや惰性の傾向さえおびてくるようになる。
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