学生の研究
成長発達が遅れていると思われる3歳児への援助
平山 久美子
1
1川崎市立高等看護学院
pp.70-73
発行日 1978年1月1日
Published Date 1978/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918304
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はじめに
3歳児とは,身体的成長から見て特別注目するような変化はないが,精神的な面での発達では母親から独立し,自我が芽生え始め,言葉も多くなる時期といわれる.
私は小児科病棟実習において,言葉は‘マンマ’‘イタイー’という数語の単語しか話せず,排泄に関してもおむつを使用しているという3歳児を受け持った.そこで本児の看護を通して,これらの発達の遅れの原因はどこからくるものてあろうかを考え,適切な援助をすることにより,少しでも遅れが取り戻せるのではないか,また疾病回復へとつながるのではないか,と考え看護したので,ここにその事例を報告する.
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