研究報告
保健婦活動からみた1才児健診の検討
清水 令子
1
,
野口 利子
1
1川崎市大師保健所
pp.76-80
発行日 1969年6月10日
Published Date 1969/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204456
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従来から川崎市においては,児童福祉法.さらに母子保健法によって3才児健康診査(以下,3才児健診と略す)が行なわれ,同時に3カ月児健康診査(以下,早期健診と略す)が行なわれている。その業務はほぼ軌道に乗ってはいるものの,その間にいくつかの問題をはらんでいることは事実であり,逐次結果を追って検討されている1)2)3)4)。
厚生省では,昭和41年に"母性乳幼児の健康診査および保健指導に関する実施要領"5)を示し,そのなかで,①適切な健康診査の時期,②乳幼児後半においては,保護者の育児態度の影響が大きいこと,③保護者に定期的健康診査の必要性を理解せしめるよう努め,個々の乳児の特性に応じて適時,適切な保健指導を行なうことを指示した。
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