特集 保健婦の研究活動
保健婦研究会活動の現状
内田 靖子
1
,
松野 かほる
1
,
林 益代
1
1国立公衆衛生院公衆衛生看護部
pp.17-24
発行日 1969年3月10日
Published Date 1969/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204388
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はじめに
公衆衛生看護活動をより効果的に遂行し,さらに質的向上を図りよりよい看護サービスを提供するためには公衆衛生看護管理の重要性はいうまでもない。この意味でわれわれはまず婦長業務の内容,その量的な目標を設定することを試みた。これは昭和39年保健所ならびに国保保健施設の保健婦長の御協力により4カ月間にわたる実働調査によって予測と実態との関係を明きらかにすることができた。これについては昭和39年第21回公衆衛生学会において発表ずみであるのでご参照いただければ幸いである。
今回はそれとの関連において研究会活動についての検討を試みた。ここでいう研究会活動とは職場内研修を意味するものである。保健婦は住民の顕在ならびに潜在している保健指導に対する要請に絶えず応えてゆかなければならない。研究会はこのような保健婦業務を支え推進するのに大きな力となっている。婦長としての立場から看護サービスの質的管理の面で,また専門職業人としての保健婦にとっても職場内研究会活動を充実していくことは必須のことであると考えられる。
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