特集 救急処置
手技
止血法・包帯副子法・患者運搬法
稲葉 きぬ子
1
1自衛隊中央病院看護部
pp.30-33
発行日 1964年8月10日
Published Date 1964/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203180
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止血法
1.圧迫包帯
出血部位を直接圧迫する方法で,多量のパウガーゼをたたんで創面にあてるか,創が深いときは,ガーゼを何枚も重ねて弾力包帯で圧迫包帯することによって,そうとうの大血管の出血であっても,止血することができる.パウガーゼがない場合は,やむをえず清潔な手ぬぐい,ハンカチーフなどを用いることもあるが,滅菌救急包帯の準備があればいっそう便利である.
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