Guide for Teachers 小特集・私は整形外科看護法をこう教えている
総論・脊椎骨折・牽引骨関節結核・包帯法
包帯法の看護法
故引 牧子
1
1岡山大学医学部付属病院
pp.25-29
発行日 1962年1月1日
Published Date 1962/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663904127
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はじめに
整形外科包帯法について原稿を依頼されたが,戦後整形外科は飛躍的な発展をなし,その広さも深さも年々加えられており,それにくらべ私は整形外科の経験も浅く,かつ教育については素人であり,講義を受持つたびにこれでよいのだろうかと反省,諸先生のご指導のもとに努力につとめてがる。まだまだ不備の点が多いと思うが,一応現在の考えをまとめてみたのでご批判を賜われば幸いである。
整形外科においては包帯は有力なものであり,特にギプス包帯は有力な治療法であって,非常によく使用される。Schanz(ドイツ整形外科医)は「ギプスなきところに整形外科なし」といっているが,がやしくも整形外科に勤務するものはギプス包帯の技法を十分に習得しなければならない。
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