附録・写真でみる看護技術・16
包帯法
永井 敏枝
1
1東京鉄道病院
pp.185-218
発行日 1955年4月15日
Published Date 1955/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661909820
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包帯法は外科的疾患の医療には重要な役割と使命を有するものであり,私達看護婦が平常直接に之を行う機会が非常に多いものです。そして之が適切な方法でなされなければその目的を達することができないのみでなく,かえつて害を招き,不快を与えることにもなり得るのです。今ここでその目的を知り,如何なる場合,どんな箇所に,どのようにしたらいいか,それにはどんな注意をしたらいいかを考えてみましよう。
目的は1.創傷及び表在性疾患の保護被蔽,2.表面に貼布する薬剤,湿布等の固定保護,3.患部の固定(鎮痛,止血の目的)4.形態的異常の矯正.があげられますが,今回は整形外科に属する副木(副子),石膏包帯等は除き,ごく普通に一般基礎的の被覆包帯のみについて記してみました。
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