特集 高知駐在制の20年
話しあい
ここまできた駐在制
長尾 寿美
1
,
大坪 静子
2
,
原 政子
3
,
中山 美佐子
4
,
篠原 信子
5
,
安藤 英美子
6
,
沢田 美鶴
,
大城 茂子
,
別役 幸美
,
松尾 江美
,
浜崎 初恵
,
岡崎 佳津子
,
大石 丸
4
,
高橋 光
,
和井 兼尾
,
上村 聖恵
1中央保健所保健婦室
2須崎保健所保健婦室
3土佐山田保健所保健婦室
4本山保健所
5須崎保健所
6高知市役所
pp.22-49
発行日 1969年4月10日
Published Date 1969/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204404
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
保健婦駐在当初の苦労
長尾 まず駐在保健婦の辞令をいただき,4カ町村持ったわけですけども4カ町村といいますと,ひとつの村へ駐在しましても1週間くらいいたら次の村に行かなければならない。だから何かひとつ仕事をしようとしましても,その仕事の跡始末もせずにまた次の村へ行かなければならない。そうして1カ月目にそこへ帰ってくるわけでして,あの当時は村の人々も「保健婦はいったいどこへ行って何をするのだろう」というような,そういうふうな時代がありましてその中でも私たちは,何とか保健婦というものをわかっていただこうという気持と,それからまた保健婦とはいったいどういうことをするべきものか,どうすれば本当に役に立てるだろうかとそういうものを,ただ無我夢中で捜がしながら歩き求めて広範囲の地区を回っていたわけでございますが。
原 まず4力町村を受け持っておりました関係上,1町村に1週間しかおられないと。
Copyright © 1969, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.