特集 高知駐在制の20年
カメラルポ
ここまできた駐在制
岡本 晃一
,
後藤 珠真子
pp.2-8
発行日 1969年4月10日
Published Date 1969/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204400
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
高知県の保健婦の表情は生き生きと明かるい。とりわけ若い保健婦たらのひとみには澄んだ輝きがある。その秘密は一体何だろう。とかくいわれているところの駐在制批判には,何かの誤解があるのでは……そんな思いを込めて,高知へ飛び,現場の保健婦たちにスポットをあててみた。――保健所には婦長と主任しかいない。保健婦は全部市町村に出て,しかも1つの村に3人保健婦がいれば,さらに細かく地区を分け,必ず1人つつ保健婦室を持っている。県の係長は,保健婦のみの係長であらゆる国から下りてくる業務の窓口をひとつにして交通整理を行なっている。給与は県から行政職として支給,必要物品は各市町村で負担する――以上まず概略をのべた。
Copyright © 1969, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.