特集 ガン対策の現状
子宮ガンとお産
助川 幡夫
1
1賛育会病院産婦人科
pp.16
発行日 1963年11月10日
Published Date 1963/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662202964
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女性におけるガンの死亡率をみると,胃ガンよりもさらに高い頻度を示しているのは子宮ガンである.子宮ガンは特に日本人に多いといわれているが,わが国でガンのために死亡する女性は毎年2万人ぐらいであるが,その1/3以上にあたる8千人からの人は子宮ガンで死亡している.
子宮ガンには子宮頸ガンと子宮体ガンがあり,その比率は欧米では5:1ぐらいであるが,日本では20:1と子宮頸ガンの割り合いがひじょうに高い.
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