特集 保健所保健婦
保健所保健婦のあり方
保健所保健婦は何をしたらよいか
丸山 博
1
1大阪大学
pp.136-137
発行日 1963年3月10日
Published Date 1963/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662202803
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I.「何をしたらよいのか」というテーマ
「保健婦の役割は,むかしも今も,また将来もまさしく対象とする集団の系統的健康管理そのものにある.これが保健婦の仕事の本筋である.系統的に管理できる規模の特定集団に責任をもつことが,本来の保健婦活動の出発点になる.
この保健婦の役割が,うまくやれるためには,保健婦の責任もさることながら,保健婦をたすける人々,保健婦が発見した問題をうけとめて,その解決に努力してくれる人々の責任ある協力が必要である.したがって,保健婦の役割が満足に果されるのには,保健婦その人自身と,保健婦を使う人とが,教育者として,また組織者として,公衆衛生,社会医学的の能力を必要としてくる…」
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