口絵
婦人週間の一日—全国婦人会議の施設見学を追つて
pp.2-8
発行日 1961年6月10日
Published Date 1961/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662202337
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労働省では,日本の婦人がはじめて参政権を行使した昭和21年4月10を記念し,24年から毎年,婦人の地位をたかめるための婦人週間を行なつてきた.今年はその第13回目にあたり,従来の婦人問題に加えて「次の世代の成長に婦人の深い英知を」という新しいスローガンをかかげ,それにちなむもよおしが,各地でおこなわれた.
東京における中央行事としては,全国から選ばれた60人の婦人代表による第9回全国婦人会議が産経ホールで開かれ,若い世代をめぐる問題について活発な研究討議がなされた.とくに会議2日目は移動会議にあてられ,参加者は三鷹市立保育所をはじめ,四つのコースにわかれて都立水上小学校,愛育研究所,三共株式会社工場などの施設を見学,そのあと農村青年,住みこみ店員,学生たちと話し合う機会をもつなど,育ちゆくものへの理解を深める上に,意義ある1日を送つた.ここでは三鷹市立保育所と東京都青年の家に焦点をしぼつてみた.
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