特集 これだけは知っておきたい診断のポイント
XVI.婦人科
3.出血傾向をどう見分けるか
婦人の紫斑
勝見 乙平
pp.1503-1506
発行日 1972年7月5日
Published Date 1972/7/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402204365
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出血性素因の診療に際しての最も重要なポイントが診断の確定にあることは論をまたない.しかし常に純学問的な意味での精密な診断を求めるあまりに時日を費やすことは,一般臨床的には必ずしも正しくない,出血性素因の臨床においては一般状態の急激な悪化をきたす場合が少なくないからである.本稿においては成人女子にみられる頻度が高い出血性疾患のみについて,治療法の決定のための必要最低限と考えられる鑑別診断法について述べたい.
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