映画紹介
「心と病気」ストレスと人生
杉 靖三郎
1
,
村山 祐治
1
,
丸山 章治
1
,
岩崎 太郎
1
,
岡田 三八雄
1
,
宮田 輝
1
1桜映画社
pp.39-40
発行日 1959年8月10日
Published Date 1959/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662201924
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健康は勿論私達の理想である.新しい薬が発見されて,伝染病.結核の恐怖からは解放されたようだ.だがそれでも病気は一向にへらない.癌,慢性胃腸病,ジンマシン等々,原因の解らない病気はむしろ増加しているのだ.これらは現代病と言われている.この現代病の原因は,私たちの毎日の生活にあるのではないか.複雑な社会機構や,ハンザツな日常生活が病気を作つているのではないか.それは「ストレス」という言葉で一般にも知られて来ている.
現代病から自分を守るために,まず私達は自分の生活態度や方法を改めなければならないのではないだろうか.この「心と病気」はその角度から私たちの生活をついた保健衛生映画である.新しいこころみと言えよう.保健婦も自分自身の問題として.また教育用として興味ある映画であろう.
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