座談会
農村の人間関係をさぐる—保健婦,生活改善普及員共通の問題として
奥村 怜子
1
,
川合 靖子
,
鈴木 正子
2
,
田上 美代子
3
,
松本 悦子
4
,
山本 松代
5
1相模原保健所
2神奈川県高座愛甲地方事務所
3土浦市土浦地区農業改良普及所
4川口市役所農務課
5農林省生活改善課
pp.18-30
発行日 1958年10月10日
Published Date 1958/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662201736
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農業改良普及員と生活改善普及員の座談会の記事を読んだ時,「我々はもう専門技術だけでは入っていけない.それ以外の社会科学の技術が必要である」という言葉を見て,保健婦と同じ問題だと思った.この座談会はその時思いついた.
生活改善普及員と保健婦は共通の場で,同じような質の仕事をしている.にもかかわらず案外親しく話し合つていないのではないか.チーム・ワークしたらもつと仕事は巧くいくに違いない.そんな意味で,今日は両者に話し合つていただく事にした.テーマは共通の問題として専門技術を普及していく上に障害となる農村の人間関係ということにまず取り組む事にした.
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