保健婦鞄とともに 
                        
                        
                
                  
                  
                  
                  
                            
                                    
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    保健婦日記
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                星田 たけじ
                                            
                                            
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            ,
                                        
                                    
                                    
                                        
                                            
                                                横田 ナツ
                                            
                                            
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            ,
                                        
                                    
                                    
                                        
                                            
                                                鈴木 美恵
                                            
                                            
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.26-29
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 1957年2月10日
                  Published Date 1957/2/10
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662201346
                
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○月○日
午前8時出張所へ出勤,今日の訪問ケースを黒板に記入して本庁へ行く途中「保健婦さん」と呼ぶ声に振りむくとKさんが元気のない顔で「喀血したのですが」と心配そうな顔で立つている.早速安静を云い聞かせ訪問を約束する.本庁で保健婦一同打合せで種々の連絡を済ませた後,予防注射,伝染病発生地区の消毒と感染防止,結核訪問,受胎調節指導に5人の保健婦が各自の担当地区に出かける.
私も○○部落へ訪問に出かける.周囲を山にかこまれ,ただ自分の行く道だけが細く続いて見える.背中から焼け付く様な日をうけて自転車を押し上げる.坂を上り終るとやれやれと思つたら上着まで汗びつしより.

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