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「看護文庫」で読書週間の収穫を
pp.56
発行日 1956年11月10日
Published Date 1956/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662201297
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燈下親しむべき候――今年も,読書週間がめぐつて来る.10月27日から11月9日までの2週間がそれで,出版界をあげて多彩な催しが行われる.こと科学に関する限り,1年を通じて常に読書のシーズンにおかれているともいえようが,残暑も去り,秋風のおとないを告げる虫の音を耳にしながら,暑くもなく寒くもない快適の夜長を,読書の三昧境にひたるのは楽しいことではないか.
150冊の刊行を見たナーセス・ライブラリ(看護文庫)は,ナースの好伴侶として,ナースのあるところその座右に必ず備えられる教養・技術書として,定評を得ている.150冊に及ぶ看護文庫を持つのは日本のナースだけで,外国にもその比を見ない.これは日本のナースが世界に誇つてよいことである.
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